『イカゲーム2』が先月26日に全編公開されて以来、グローバルな興行旋風を巻き起こしている中、新たに参加したパク・ギュヨンが作品の成功やキャラクター構築過程について率直な思いを語りました。
■ グローバル興行で新記録を樹立
『イカゲーム2』は公開直後からNetflixのTV番組部門で1位を獲得し、10日間連続でその座を守っています。
特にFlixPatrolの集計によると、93か国で5日連続1位を記録し、シーズン1の成功を引き継いでいます。
パク・ギュヨンは「これまでも国際的なプロジェクトに参加したことはありますが、今回は本当に“世界的”ということを実感しました。このような好成績を収めた作品は初めてです」と感想を述べました。
■ 新シーズンへの挑戦
シーズン2は復讐を誓って戻ってきたギフン(イ・ジョンジェ)とフロントマン(イ・ビョンホン)の対決を中心に展開されます。
2021年に公開されたシーズン1の世界的な成功から3年ぶりに公開された本作では、既存キャラクターの死により、新たなキャスティングラインナップが必要でした。
この状況でパク・ギュヨンの参加は作品に新しい活力をもたらしたと評価されています。
■ 予想外のキャラクター展開
多くの人が参加者として登場すると予想していたパク・ギュヨンが、進行スタッフとして登場し、意外性を提供しました。
彼女は「オーディションが終わり、キャスティングが確定した後に役割を知りました。
シーズン1では進行スタッフの物語が描かれていなかったので、新しい物語を伝えられる点に意味を感じました」と説明しました。
■ カン・ノウルキャラクターの深い構築
劇中のカン・ノウルは、軍人出身の脱北者であり、北朝鮮に残した幼い娘を探すことが人生唯一の目標である人物です。
パク・ギュヨンはキャラクターの罪悪感や喪失感を表現するため、特に努力したと語りました。
「娘を残してきたという大きな罪悪感のために、自分の顔を堂々と見せることができない人物」という設定を忠実に再現しようと努めたとのことです。
■ 独自の演技アプローチ
パク・ギュヨンはノウルのキャラクターを表現するため、極端に乾いた演技スタイルを選択しました。
「人生に打ち勝つのではなく、耐え抜いてきた人物」という解釈に基づき、血の気のない演技でキャラクターの本質を表現しようとしました。特に母性愛という感情を「自分にとって最も大切なものを失ったまま生きている感情」として解釈した点が注目されています。
■ シーズン3への期待
シーズン2ではノウルの物語が完全には明らかになっていないという評価もあります。
これについてパク・ギュヨンは「多くの方が気になる部分はシーズン3で明確に説明されるでしょう」と期待感を高めました。
特に進行スタッフとしての成長過程や娘を探す旅がより深く描かれると予想されています。
パク・ギュヨンの今回のインタビューは、『イカゲーム2』の成功が単なる興行成績を超え、俳優たちの真摯なキャラクター構築に基づいていることを示しています。
特に新しいキャラクターの登場が作品に新鮮な活力をもたらしたという評価とともに、今後のシーズン3での物語展開への期待も高まっています。
このように、『イカゲーム2』はグローバルな成功だけでなく、キャラクターの深い構築や新しい物語の拡張など、さまざまな面で高い評価を受けています。
パク・ギュヨンが演じるカン・ノウルのキャラクターは、こうした成功の重要な柱としての役割を果たしています。