ニュージーンズのファン、ミン・ヒジン前代表の任期保証を要求...
ハイブとADORに公開書簡を送付
K-POPガールズグループニュージーンズのファンが、ミン・ヒジン前代表の任期保証を求めて、ハイブとADORの経営陣に公開書簡を送付し、注目を集めている。
これは、最近行われたADORの経営陣交代に対するファンの強い反発を示しており、K-POP業界におけるファンの影響力を示す事例として注目されている。
4日、ニュージーンズの公式ファンクラブ「バニーズ」の会員1,445人が、ハイブとADORの経営陣に対して、ミン・ヒジン前代表の任期を保証するよう求める公開書簡を、書留郵便で送付した。
この書簡でファンは、ニュージーンズがデビュー2年で達成した驚くべき成果は、ミン前代表の卓越した経営力と制作能力、そしてチームとの緊密なシナジーによって達成された結果だと主張している。
ファンは書簡の中で、「ニュージーンズが下半期にアルバム制作とワールドツアー準備に専念すべき重要な時期に、ハイブが十分に実力が証明されたミン前代表を解任したのは到底納得できない決定だ」と強調した。
また、「エンターテインメント業界の経験がなく、能力が証明されていないキム・ジュヨンハイブ後任代表を任命したことは、ADORとニュージーンズに対する明らかな『背任行為』である」と主張した。
今回の公開書簡でファンが提示した主な要求事項は以下の通りである:
- ニュージーンズのメンバーの意見を最優先に反映すること
- 株主間契約に従い、2026年11月までミン・ヒジン前代表の任期を保証すること
- ニュージーンズのメンバーに対する名誉毀損、侮辱、個人情報漏洩などに対し、積極的に法的対応を行うこと
このようなファンの行動は、K-POP業界におけるファンダムの影響力がますます大きくなっていることを示す事例として評価されている。
音楽評論家たちは今回の事態について「アイドルグループの成功において、ファンの支持がどれほど重要であるかを示す事例だ」と分析した。
ある音楽業界関係者は「ファンのこのような積極的な行動は、単にアイドルを応援するだけでなく、彼らの成功のために経営陣の決定にまで監視し、意見を提示するレベルに達していることを示している」と説明した。
ニュージーンズは2022年7月にデビューして以来、「Attention」「Hype Boy」「OMG」などのヒット曲を次々と発表し、国内外で大きな人気を集めた。
特に米国ビルボードメインアルバムチャート「ビルボード200」で1位を獲得するなど、グローバル市場でも注目される成果を挙げた。
こうしたニュージーンズの成功の裏には、ミン・ヒジン前代表の役割が大きかったという評価が支配的である。
ミン前代表はSMエンターテインメントで長年勤務し、少女時代やRed Velvetなどの有名ガールズグループのプロデュースを担当した業界のベテランである。
彼女の経験と洞察力が、ニュージーンズの独特なコンセプトと音楽スタイルを作り上げる上で大きな影響を与えたという分析だ。
一方、ADORは先月27日に取締役会を開き、キム・ジュヨンADOR社内取締役を新しい代表取締役に任命したと発表した。
これに対してファンは、キム新代表のエンターテインメント業界での経験不足を指摘し、懸念を表明している。
今回の事態について、ハイブとADOR側はまだ公式な立場を明らかにしていない。
業界では、ファンの要求に対して会社側がどのような反応を示すかに注目が集まっている。
一部では、会社の経営決定にファンが介入することが適切かどうかに関する論争も提起されている。
ニュージーンズのメンバーたちも今回の事態について公式な立場を明らかにしていない。
しかし、業界ではメンバーたちがミン前代表と緊密な関係を維持してきたという点を考慮すると、今回の決定に対して不快な気持ちを抱いているだろうという推測が出ている。
今回の事態は、K-POP業界においてアイドルグループの成功が単に音楽的才能だけでなく、経営陣の能力、そしてファンの支持など、さまざまな要素の複合的な結果であることを再確認させるものである。
今後、ハイブとADORがこの状況をどのように解決していくのか、そしてこれがニュージーンズの今後の活動にどのような影響を与えるのか、業界の関心が集中している。