NewJeansとADORの対立が激化…
ミン・ヒジン前代表、HYBE脱退を発表
ADORは20日、ミン・ヒジン前代表なしでもNewJeansのマネジメントを続けると公式に発表しました。
この発表は、同日にミン・ヒジン前代表がADOR代表取締役辞任およびHYBEグループからの退社を電撃的に発表した直後に行われ、K-POP業界に大きな波紋を広げています。
ADORはミン前代表の辞任について「一方的な通告」とし、遺憾の意を示しながらも、「NewJeansがさらに成長し、発展できるよう最善を尽くして支援する」という立場を明確にしました。
業界関係者の間では、ミン前代表なしでもグループをマネジメントしていくという強い意志の表れと見られています。
今回の事態は、13日にNewJeansがADORに送った内容証明が発端でした。
メンバーたちは不当な待遇の改善とミン・ヒジン前代表の復帰を要求しましたが、内容証明の期限(27日)を1週間後に控え、ミン前代表が辞任を選択したことで、状況はさらに複雑化しました。
K-POP業界の専門家は「NewJeansの成功にはミン・ヒジン前代表のプロデュース能力が決定的だった」とし、「彼女の突然の辞任は、グループの音楽的方向性やアイデンティティに大きな影響を与える可能性がある」と分析しました。
現在、NewJeansの今後の動向に業界全体が注目しています。
考えられるシナリオとしては、大きく3つあります。
①ミン・ヒジンのいないADOR体制の受け入れ、
②ミン・ヒジンに従いHYBEを離脱、
③ADORとの追加交渉です。
もしADORがNewJeansの要求を受け入れない場合、専属契約の仮処分申請に発展する可能性が高いと法曹界は見ています。
エンターテインメント専門の弁護士は、「仮処分申請が認められた場合、
NewJeansは本案訴訟の結果が出るまでADORに所属しない状態で活動が可能になる」とし、「一方で却下された場合は、専属契約の解除を求める本格的な訴訟戦が避けられない」と説明しました。
16日に行われた「2024 KGMA」で「NewJeans Never Die」と宣言したNewJeansの意思を考えると、彼らの最終的な選択に注目が集まっています。
一方、ミン前代表は辞任後、自身のSNSに「退社」と書かれたウサギキャラクターの写真を投稿し、ホッとした心境を間接的に表現しました。
この投稿は20分で9,564件以上の「いいね」を記録し、ファンからの熱い支持を受けました。
2022年7月のデビュー以来、NewJeansは「Hype Boy」、「Ditto」、「OMG」などの大ヒット曲を通じ、ビルボードチャートを席巻するなど目覚ましい成果を上げてきたグローバルガールグループです。
特に、韓国のガールグループとして初めてビルボード200で1位を達成し、K-POPの歴史に新たなマイルストーンを築いたと評価されています。
音楽評論家たちは「NewJeans独自の音楽性とコンセプトは、ミン・ヒジン前代表の差別化されたプロデュース哲学があったからこそ可能だった」とし、「今後グループのアイデンティティを維持することが最大の課題になるだろう」と見解を示しました。
今回の対立の解決方向は、K-POP業界におけるアーティストと所属事務所の関係設定にも重要な先例となると考えられます。
特に、アイドルグループの権益保護やマネジメントシステムの透明性確保についての議論が活発化する可能性があります。
ADORの内容証明への回答期限である27日までに、双方がどのような決定を下すのか、業界の注目が集まっています。
NewJeansのグローバルな影響力を考慮すると、今回の事態の行方はK-POP産業全体に大きな影響を及ぼすと予想されます。