FIFTY FIFTY、法的紛争を乗り越え5人組でカムバック…「新しいスタート」を宣言
FIFTY FIFTYが法的紛争の混乱を乗り越え、5人組としてカムバックし、新しいスタートを告げた。
20日にソウル広壮洞のYes24ライブホールで行われたミニ2集アルバム『Love Tune』発売記念ショーケースには、既存メンバーのキナと新メンバーのムーンシャネル、イェウォン、アテナ、ハナが一緒に舞台に立った。
今回のアルバムは、タイトル曲「SOS」をはじめ全6トラックで構成されている。「SOS」は夢幻的なシンセサウンドと軽快なリズムが調和した楽曲で、メンバーたちの爽やかで魅力的な音色が際立つ。
アルバムには、先行公開された「Starry Night」の英語バージョンと「SOS」の英語バージョンも収録され、グローバルファンを狙っている。
FIFTY FIFTYは昨年2月に発表した「Cupid」でビルボードHot 100チャートに25週連続でランクインするなど驚異的な成果を上げ、
「中小アイドルの奇跡」と呼ばれた。しかし、その後メンバー全員が所属事務所のATTRAKTと法的紛争に突入し、グループの未来が不透明となった。
キナだけが控訴を取り下げて事務所に復帰し、新しいメンバーと共に今回のカムバックを準備した。
ショーケースでキナは空白期について「多くの感情を感じ、さまざまな思いを巡らせた時間だった」と振り返り、「応援してくださった多くの方々のおかげで大切なチャンスを失わず、再び挑戦することができた」と感謝の気持ちを表明した。
彼女はまた、「より真実味のある音楽を見せたかった」と語り、着実に練習を続けてきたことを明かした。
5人組としての初の公式活動は先月27日に行われた「ビルボードKパワー100」イベントだった。
同日、元メンバーのセナ、シオ、アランの3人がATTRAKTの代表、チョン・ホンジュンを相手に精算金請求訴訟を起こしたことが報じられ、対照的な歩みが注目を集めた。
元メンバーたちは現在、アイオケイカンパニー傘下の新生レーベルと契約し、新しいスタートを準備しているが、世間の視線はまだ厳しい状況だ。
FIFTY FIFTYの今回のカムバックは、K-POP業界で注目される事例となる見込みだ。
法的紛争を経てグループを再編成し、カムバックが成功するかどうか、そして以前のグローバルな人気を維持できるかについての関心が高まっている。特にビルボードチャートで驚異的な成果を上げた「中小アイドルの奇跡」として知られるグループが、どのように再起するのかが業界の注目ポイントとなっている。
今回のカムバックは、K-POPグループのメンバー交代と再編成に対するファンの反応を観察する機会でもある。