ニュージーンズのハニが保有するE-6ビザが来月初めに失効する見通しで、グループの完全体としての活動が不透明になるとの懸念が広がっています。アドアとの契約紛争が続く中、ビザ問題が新たな課題として浮上しました。
■ ビザ失効と更新の困難
ハニが現在アドアを通じて発行されたE-6(エンターテインメント)ビザは、来月初めに失効する予定です。
アドアは専属契約が依然として有効であると主張し、ビザ更新の書類を準備していると発表しました。しかし、ハニ側が契約終了を主張しているため、アドアを通じたビザ延長は現実的に困難な状況です。
■ 新規ビザ発行の複雑さ
アドアを通じたビザ延長が不可能な場合、ハニは海外出国後、新規E-6ビザを発行する必要があります。
その際、以下が求められます:
- 大衆文化芸術企画業登録がされた事務所との専属契約
- 事務所代表者による身元保証書
- 文化体育観光部の雇用推薦書
ビザ発行には通常2~3か月が必要とされており、しばらくの間、完全体での活動は難しいと予想されます。
■ オーストラリア滞在説と今後の展望
エンターテインメント業界では、ハニがすでにオーストラリアへ出国したとの噂が広がっています。
この場合、オーストラリアで滞在しながら新規E-6ビザを申請し、再入国する方法が考えられます。
■ 法務部の見解
最近浮上したハニのビザ不法滞在に関する通報について、法務部は「E-6ビザ保有の外国人芸能人の在留資格は国内の所属事務所との雇用契約に基づいて決定される。
当事者間の雇用関係整理に応じて対応する予定」と述べました。
■ 業界の見通し
業界内では、ハニが新しい所属事務所を設立する可能性や家族経営の法人設立の可能性も取り沙汰されています。
しかし、外国人メンバーのビザ発行手続きが煩雑で時間がかかるため、短期間での解決は難しいとの見方が強いです。
今回の事態は、K-POP業界において外国人アーティストの在留資格問題がいかに重要であるかを改めて示しています。
特に所属事務所との契約紛争がビザ問題にまで拡大する可能性がある点で、関連制度の改善が求められています。
ハニのビザ問題の解決方法によって、ニュージーンズの活動方向も左右されるとみられます。
業界では、このケースを契機に、外国人アーティストが安定して活動できるような制度的対策の必要性が強く認識されています。