■ 6作連続ビルボード200 1位の意義
Stray Kidsは最新アルバム『Hop(合)』でビルボード200の1位を獲得し、音楽史に名を刻みました。
2022年3月に発売されたミニアルバム『Oddinary』を皮切りに、『Maxident』、『5-STAR』、『Rockstar』、『8』、そして今回の『Hop』まで、6作連続で1位を記録。
ビルボードは「69年のチャート歴史において、6作連続で初登場1位を達成したのはStray Kidsが初めて」と報じています。
■ グローバルな競争力を証明
今回の『Hop』は、ケンドリック・ラマーの『GNX』、テイラー・スウィフトの『The Tortured Poets Department』といった強力なライバルを抑え、堂々の1位を獲得しました。
初週売上は18万7000枚を記録し、そのうち17万1000枚がフィジカルアルバムという結果で、ファンダムの強固な支持を示しました。
■ アルバムの特徴と意義
アルバム『Hop』は「SKZ(Stray Kidsの愛称)」と「ヒップホップ」を掛け合わせたタイトルで、1990年代のオールドスクールヒップホップスタイルにインスパイアされたタイトル曲「Walkin’ On Water」を含む全12曲が収録されています。
ビルボードはこのアルバムを「非英語圏アルバムとして27作目の1位」と紹介し、K-POPが世界の音楽市場で占める影響力を強調しました。
■ K-POPグループのビルボード200成績
現在までに、ビルボード200で1位を達成したK-POPグループは合計8組。
BTSとStray Kidsがそれぞれ6回で最多記録を保持しており、ATEEZ(2回)、SuperM、BLACKPINK、TXT、NewJeans、TWICE(各1回)が続いています。
■ ワールドツアーと今後の計画
Stray Kidsは現在、32都市48公演規模のワールドツアー『Dominate』を開催中です。
2024年3月からは、ロサンゼルスのソーファイスタジアムやニューヨークのシティフィールドを含む北米・ヨーロッパの20か所でスタジアム規模の公演を予定しています。
この快挙は、K-POPグループがアメリカのメインストリーム音楽市場で確固たる地位を築いていることを示す重要な指標とされています。
特に、BTSが2018年に初めてビルボード200の1位を獲得して以来、非英語圏アルバムのチャート成功の可能性が広がったという点で意義深いものです。
Stray Kidsの今回の成果は、単なるチャート記録にとどまらず、K-POPのグローバルな影響力がさらに拡大していることを証明しています。
特に大規模なワールドツアーを通じた現地ファンとの直接的な交流は、彼らの成長可能性をさらに高める要因として期待されています。