NewJeansハニ、国政監査に単独出席決定…
「バニーズとメンバーのために」
NewJeansのメンバー、ハニが国会の国政監査に単独出席することを決め、話題を呼んでいる。
ハニは10月9日、ファンとの交流プラットフォームを通じてこの決定を自ら発表した。
国政監査は、国会が政府機関の運営実態を監査する制度で、毎年定期国会の期間中に実施される。
これは、国会が行政に対して監視・牽制機能を果たす重要な手続きであり、国政監査を通じて国会は政府の政策の問題点を指摘し、改善策を提案することができる。
必要に応じて、関連法の改正や新しい政策の策定を求めることもできる。
ハニは「バニーズ(NewJeansのファンダム)に決めたよ。
国会に出ることにした。
国政監査だ!一人で出る」と述べ、この決定が自分自身とメンバー、そしてファンのためであると説明した。
彼女は「マネージャーさんや会社はまだ知らない。
たくさん考えたけれど、出席するのが正しいと思った」と付け加えた。
今回の国政監査出席は、9月11日にNewJeansが行った緊急ライブ放送で提起された職場内いじめの疑惑に関連している。
当時、ハニは他のアイドルグループのマネージャーが自分を「無視しろ」と言っているのを聞いたと主張した。
これに対して、ハイブレーベル傘下のビリーフラボは「根拠のない人事論争」として反論していた。
国会環境労働委員会は10月15日、NewJeansの所属事務所ADORのキム・ジュヨン代表を証人として、ハニを参考人として招致し、この問題について質疑を行う予定だ。
これは、エンターテインメント業界の労働環境やアーティストの権利保護に関する国会レベルでの調査の一環であり、国政監査が社会的な問題点をチェックする重要な役割の一つと見ることができる。
ハニはファンに対して深い感謝の気持ちも表明した。
「応援してくれることがどれだけ大きな力になるか…みんなは知らない。
この出来事を通してたくさんのことを学んだが、まず応援してくれる方々には本当に感謝しなければならない」と述べ、さらに「NewJeansとバニーズを守る」と強い意志を見せた。
一方、NewJeansのファンダムであるバニーズは、9日、ADORのキム・ジュヨン代表とイ・ドギョン副代表を業務上背任および業務妨害の疑いで告訴すると発表した。
これは、所属事務所と社内責任者の不在により困難を抱えるNewJeansメンバーを保護するための措置であると説明された。
ハニの国政監査出席決定はK-pop業界では前例のないことであり、アイドルグループのメンバーが国会で証言する初めてのケースとなる見込みだ。
これは、国政監査が政府機関だけでなく、民間領域の重要な社会問題も扱うことができることを示す事例だ。
ハニの今回の決定は、自身の経験を公に証言することで、業界の問題を改善しようとする勇気ある行動として評価されている。
同時に、これはアイドルグループのメンバーが自分の権利や意見を積極的に表現する新たなトレンドを示す事例としても受け取られている。
国政監査でハニの証言がどのような内容になるのか、そしてこれがK-pop業界にどのような影響を与えるのかについて、業界とファンの関心が集中している。
また、今回の事件をきっかけに、エンターテインメント業界の労働環境改善とアーティストの権利保護に関する議論がさらに活発になると予想される。
国政監査という公式な場でこの問題が扱われるという点で、今回の事案が単なる業界内部の問題を超え、社会的に重要なテーマとして浮上する可能性が高い。