ニュージーンズの「バブルガム」盗作疑惑が深刻化...
英国の音楽グループ、法的対応を予告
ガールズグループ ニュージーンズのヒット曲「バブルガム」をめぐる盗作論争が深刻化している。イギリスのワイズミュージックグループが法的対応を予告する一方で、ニュージーンズの所属事務所ADORは「無断使用はなかった」と強く否定している。
イギリスのワイズミュージックグループは、6月中旬に公式抗議書を送付し、ADOR、HYBE、韓国音楽著作権協会、ソニーミュージックパブリッシング香港リミテッド(韓国営業所)など6箇所を受信者として指定した。抗議書には「『バブルガム』がシャカタクの『Easier Said Than Done』を無断で使用し、著作権を侵害している」として、楽曲使用の中止と損害賠償を求める内容が含まれている。
シャカタク側は、2曲の類似性について具体的に言及した。
作曲上の同じリズムと音、類似したメロディフック、エレキギターとベースの使用の類似性、ほぼ同じテンポ(104 BPM対105 BPM)などを無断使用の根拠として挙げた。
これに対しADOR側は、「6月21日にシャカタク側の内容証明に対して返信した」と述べ、「『バブルガム』はシャカタクの作曲を無断で使用していない」とし、信頼性のある分析レポートを提出するよう求めた。
また、「シャカタク側がレポートを近日中に提供すると答えたが、まだレポートは届いていない」とし、「問題を提起した当事者が盗作を証明するレポートを送るべきだ」と強調した。
音楽著作権の専門家は、「盗作かどうかを判断するには、2曲の類似性に関する客観的で専門的な分析が必要だ」とし、「単にテンポや和声が似ているというだけでは盗作と断定するのは難しい」と説明した。
今回の事件は、K-popのグローバルな影響力が大きくなる中で発生する可能性がある著作権紛争の一例と言える。
特にニュージーンズのように国際的に注目を集めるグループの場合、このような紛争に対してより敏感にならざるを得ないという指摘だ。
業界関係者は「このような盗作論争は、K-pop産業の成長過程で経験する試行錯誤と見ることができる」とし、「今後、より徹底した著作権管理とともに、創造的で独自性のある音楽制作が必要だ」と述べた。
現在、両者の立場の違いが大きいため、この事件がどのように展開されるか業界の関心が集まっている。
特にワイズミュージックグループが予告した法的対応が実際に行われた場合、この事件がK-pop産業に与える影響について懸念の声も上がっている。
一方、ニュージーンズの「バブルガム」は発売直後から国内外で大きな人気を博し、各種音源チャートで1位を獲得した。
この曲はニュージーンズの独特な音楽スタイルと中毒性のあるメロディで注目を集め、グローバル音楽市場でK-popの地位を一層高めたと評価されている。
今回の事件を契機に、K-pop産業における著作権問題がより重要な課題として浮上することが予想される。グローバル市場で活動するK-popアーティストたちが今後どのようにこのような問題に対処し、独創性と創造性をどう確保していくか、業界の関心が集まっている。