キム・ジュンスを脅迫し8億ウォンを強奪した女性BJが拘束起訴…
「SNSで拡散」脅迫で5年間金品を要求
議政府(ウィジョンブ)地方検察庁は、人気歌手でありミュージカル俳優でもあるキム・ジュンスに対し執拗な脅迫を行い、多額の金銭を強奪したA(30代女性、アフリカTVのBJ)を拘束起訴しました。
この事件は、芸能人を標的にした組織的な脅迫と強奪が長期間にわたり行われていた状況を明らかにし、芸能界に衝撃を与えています。
犯行手口と被害規模
Aの犯行は緻密に計画されたものであることが判明しました。
2020年9月から2023年11月までの約5年間にわたり、計101回の脅迫を通じて合計8億ウォンを強奪しました。
特に、ネイルアーティストを装い接近した後、会話内容を録音し、それをSNSで拡散するという脅迫手段に利用した点で、計画性が際立っています。
脅迫の具体的な様相
被害者側の証言によれば、Aは「芸能人はたった1つの事実無根の記事でもイメージが損なわれる」という点を悪用しました。
さらに、「自分には失うものがない」という発言で心理的な圧力をかけ、これが被害者が長期間沈黙せざるを得なかった主な理由とされています。
追加の容疑と犯罪歴
注目すべき点は、Aが現在、ソウル中央地裁で麻薬類関連事件についても裁判を受けていることです。
これは、被告人の反社会的行為が単発的なものではなく、持続的かつ多面的な性格を持つことを示しています。
被害者の法的対応
キム・ジュンス側は、所属事務所のパムトゥリーアイランドを通じて立場を明らかにしました。
所属事務所は、キム・ジュンスが今回の事件の「明白な被害者」であることを強調し、Aによる追加被害者が存在する可能性も提起しました。
また、キム・ジュンスがいかなる違法行為や犯罪行為にも関与していないことを明確にしました。
捜査機関の対応
検察は今回の事件に対して強い対応意志を示しています。
「罪に見合う処罰が行われるよう、今後の公訴遂行に万全を期す」という検察の発表は、類似犯罪に対する警鐘を鳴らす効果をもたらすとみられます。
事件の示唆点
この事件は、芸能人を標的にした脅迫と強奪犯罪の深刻さを改めて浮き彫りにしました。
特にSNS拡散を利用した脅迫という手口は、デジタル時代の新たな犯罪形態として、これに対する法的・制度的対応策の整備が急務であることを示しています。
検察は現在、関連証拠を補強しており、追加の被害者が発生しているかどうかも確認しているとされています。
芸能界では、今回の事件を契機にアーティスト保護のための体系的な対応システムの構築が必要だとの声が高まっています。