NewJeansの所属事務所代表ミン・ヒジンと性的嫌がらせを訴える元社員との対立が激化
人気ガールグループNewJeansの所属事務所ADORで発生した内部対立が激化している。代表のミン・ヒジンと元社員B氏との間の争いはますます複雑な様相を呈している。
この論争は、7月25日にあるメディアがミン・ヒジン代表とADOR副代表A氏、B氏の間で交わされたメッセンジャーの会話内容を公開したことで始まった。
公開された会話には、B氏を批判する内容やミン代表の激しい言葉が含まれており、大きな波紋を呼んだ。
これに対して、ミン・ヒジン代表は7月30日に自身のSNSを通じて関連する会話内容を全面的に公開し、性的嫌がらせ隠蔽の疑惑を強く否定した。
彼女は
「すでにHYBEの調査によって解決された問題が、歪曲された視点で再び取り上げられた意図が疑わしい」とし、「関係者が二次被害を受けているため、事実を正したい」と述べた。
さらに
「ADORの内部調査ではなく、HYBEの調査と結論通知によってすでに終結した問題を、奇妙なタイミングで再び表面化させた意図が何であるかが予測できる部分がある」と付け加えた。
しかし、事態はここで終わらなかった。
今月8日、B氏が新たなSNSアカウントを開設し、自身の立場を明らかにすると、論争は再燃した。
B氏は「ミン・ヒジン代表が私を『クソ女』や『精神病』など侮辱的な言葉で呼んだ」とし、個人情報の無断公開に対する強い怒りを表明した。
また「ミン代表がA氏に対する厳重警告処置を拒否したと聞いた」とし、「最近になって、ミン代表が私が通報した当日からA氏を積極的に擁護し、私を非難していた事実を知った」と主張した。
論争が拡大する中、B氏は13日にJTBCとの単独インタビューで、より詳細な立場を明らかにした。
彼は
「本当に毎日毎日起こった嫌がらせがあった」と主張し、
「HYBEが調査を行ったが、ミン・ヒジン代表が引き続き影響力を行使した」と主張した。B氏は「この事件の本質は、誰もが経験できないような嫌がらせが非常に偏った方法で処理され、その過程で二次被害が発生したということだ」と強調した。
これに対して、ミン・ヒジン代表も同じ日にSNSを通じて、18ページにわたる長文の反論文を掲載した。
彼女はB氏の給与(1億3千万ウォン)や業務遂行能力などを詳しく言及し、「B氏の主張の中には事実と異なる点が多数見られる」と反論した。
「深夜のメッセージ爆弾」論争については、「私がメッセージを送るスタイルが短文を複数送るというものだ」と説明し、「むしろB氏の返事がいつもと違っていたし、HYBEとのメール内容を引用した点が不思議だった」と釈明した。
ミン・ヒジン代表は「Bの主張が全く食い違っているが、この点はどう説明できますか?これが事実である以上、Bが主張する無効化の試みの実体が何であるかは理解できません」と反論した。
また「経営権の奪取という無理筋な主張と同じくらい驚くべき発言だ」と付け加えた。
最後にミン・ヒジン代表は「私のイメージを傷つけるために、どうにかして存在しない揚げ足を取って改変し、巧妙なタイミングで他人まで巻き込み、大衆の怒りを煽動しようとする者たちは、その非人道的な行為を直ちにやめることを望む」と強く警告した。
今回の事態を巡って双方の主張が鋭く対立する中、事件の真相究明と共にADORの内部対立の解決が急務となっている。
特に、K-pop業界の新星ガールグループNewJeansの所属事務所である点から、この論争がグループの活動やイメージに与える影響について懸念の声も上がっている。
一方で、今回の事態が単なる職場内の対立を超え、業界内の権力構造と結びついているという疑惑も提起されており、今後の事態の展開に関心が集まっている。
両者の追加の立場表明とともに、第三者の客観的な調査が必要であるという意見も出ており、今回の論争の解決過程がK-pop業界の労働環境や文化に与える影響についても注目されている。